管理人の愛車 「BMW E92 335i クーペ LCI」の魅力

管理人の愛車である「BMW E92 335i クーペ LCI」を紹介します。BMWといえば「駆け抜ける喜び」をスローガンとしていることで知られていますが、この車はBMWの特徴である「直列6気筒エンジン」、「後輪駆動(FR)」、「ハンドリング」が与えられたBMWらしいBMWだと言えます。

タイトルに有る通り非常に長い車名ですが、一般的には「3シリーズクーペ 335i」と呼ばれています。BMW好きの間では、そこに型番である「e92」、グレード名「335i Mスポーツ」、後期型という意味である「LCI」などが付け足されて呼ばれており、国産車オーナーからすると少し複雑に思えるかもしれません。

魅惑の直列6気筒エンジンN55と7速DCT

高出力で滑らかな直列6気筒エンジンは、ツインスクロールターボによりわずか1200回転で40.8kgの最大トルクを生み出し後輪を駆動させます。また、私が所有している後期型（LCI）ではトランスミッションにe92 M3と同じ7速DCTが奢られています。現在ではスーパースポーツ等の一部のスポーツカーでしか採用されていないこの変速機は、トルコンATを遥かに超える超高速な変速スピードを実現し、かつ、MTと同じ伝達効率を誇ります。

管理人はバイクに乗っていた経験から運転する楽しさはエンジンが重要なのはもちろんのこと、ダイレクト感のある加速感が重要だと考えています。アクセルペダルを大きく踏み込んだとき、微細な操作をした時にその動きがそのまま駆動するその感覚はマニュアルトランスミッションのそれと全く同じで、この7速DCTが購入の決め手となったといっても過言ではありません。

購入後にカスタムした内容は下記になります。

基本的には快適性よりもスポーツ性を高める方向にカスタムをしています。この中では特に車高調のインストールが最も変化が大きく、時速200km/hを超える速度でも安定して走行できる挙動となり、ハイスピードコーナでも十分なトラクションがかかるようになりました。また、タイヤを「ブリヂストン POTENZA S001」から「ミシュランPilot Sport 4S」に変えることでコーナリング中のグリップ力が大きく向上しました。

走りだけ? オールマイティな意外な一面

走りの性能以外だとe92の特徴として美しいスタイリングが挙げられます。セダン型であるe90と比べてワイドで低重心な印象を与える横長のヘッドライト、テールライトが与えられており、クーペならではのなだらかなルーフラインとともに趣味性の高いその特徴が所有欲を満たします。

ドアが長く、狭い駐車場だと乗り降りしづらいという点はセダンに劣るデメリットですが、実は日常性は意外と悪くなく、後部座席に大人二人が乗っても足元、頭上に窮屈感はありません。

また、個人的には車中泊に憧れがあり、この車に乗り換えることで実現しました。クーペでどうやって車中泊を？と思う人もいるかと思いますが、この車は後部座席をフルフラットに倒すことが可能で、身長175cmの管理人が無理なく寝れる空間を生み出します。勿論ミニバンと違って車内で立ち上がったりする事はできませんが、昼はスポーツ走行を楽しみ、夜は出先でそのまま寝れるというちょっとした非日常感を味わうことができます。

今回は簡単に管理人の愛車を紹介しましたが、カスタムや維持費用、車中泊についてなど少しずつ紹介していきたいと思います。BMWならではの特徴を全て備え、スポーツ性と日常性を高いレベルで実現した「BMW E92 335i クーペ LCI」は初めてBMWとしても非常にオススメ出来ます。